病気が原因のいびき2
一般的ないびきとは少し違った音
いびきの原因が病気というパターン、実は多かったりします。 鼻や喉の病気は、どうしてもいびきに直結することがほとんどです。 例を挙げると、「鼻中隔穿孔症(びちゅうかくせんこうしょう)」という病気になります。 この病気は鼻の怪我や手術、もしくは結核や梅毒といった病気で、鼻の中核に穴が開いてしう病気です。 この穴が小さいもの場合、鼻で呼吸をするたびに笛のような音が鳴ります。
これは、一般的ないびきとは少し違った音となります。 ですが、就寝中の音というのは他人に聞こえますと迷惑ですので、治療したいですね。 「鼻中隔彎曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」という病気は、鼻の真ん中にある仕切りが曲がってしまう病気です。 本来、真ん中にあるはずの仕切りが曲がってしまうことによって、鼻を通る空気の流れが乱れてしまいます。 そのために、音を発してしまうのです。
根本的な部分を改善すること
他にも弊害がありまして、仕切りが曲がることにより、鼻が乾燥しやすくなってしまいます。 そうなると、どうしても口呼吸になり、舌が喉に落ち込んでしまいます。 それが原因となり、いびきを発生してしまうのです。 他にも、「肥厚性鼻炎」などという病気があります。 鼻の粘膜に慢性的な炎症があると、鼻の粘膜が厚くなってしまい鼻づまりを起こすという病気です。
他の病気と同じく、そこから、口呼吸がはじまっていびきを発するようになる、といったしくみになります。 「蓄膿症」という病気も、いびきを引き起こす場合があります。 副鼻腔という空洞に細菌が入り込んしまうと炎症を起こします。 この炎症が、慢性的な鼻づまりや鼻水となり、やがては口呼吸へと発展します。 そして、いびきをかくということになるのです。 これらの病気からくるいびき対策は、どうしても病気の治療と言わざるを得ません。 上辺だけのいびき対策は無意味です。 根本的な部分が改善されなければ、何をやっても効果が得られることはないでしょう。



